制御性T細胞(Treg細胞)とは? ① (Treg細胞シリーズ①~⑥)
制御性T細胞(Treg)って何?
〜免疫は「強さ」より「バランス」だった話〜
最近よく耳にする
「制御性T細胞(Treg)」
免疫というと「強ければ強いほどいい」
そんなイメージを持っている人も多いと思います。
でも実は、免疫は強すぎてもダメなんです。
制御性T細胞とは?
制御性T細胞(Regulatory T cell/Treg)は、
免疫が暴走しないようにブレーキをかける役目を持つT細胞。
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自分の体を攻撃しないようにする
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炎症を抑える
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免疫全体のバランスを取る
いわば「免疫の調整役」「抑制の司令塔」。
Tregがうまく働かないと…
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自己免疫疾患
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アレルギー
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慢性炎症
逆に多すぎると
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がん細胞を見逃しやすくなる
👉 多すぎても少なすぎても問題
ここが免疫の難しいところ。
制御性T細胞を増やすには?
ポイントは
無理に増やさないこと。
Tregは
👉 育つ環境を整えると自然に増える。
大事なのは…
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質の良い睡眠
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慢性ストレスを減らす
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腸内環境(発酵食品・食物繊維)
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ビタミンD
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適度な運動
逆に
睡眠不足・過剰なストレス・炎症は
👉 Tregの大敵。
いつ発見された細胞なの?
実は意外と最近。
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1970年代
「免疫を抑えるT細胞がいるのでは?」という仮説 -
1995年
日本人研究者・坂口志文博士らが
制御性T細胞の存在を特定 -
2000年代
Foxp3という遺伝子が鍵だと判明
2025年10月6日のニュースとは?
「2025年10月6日に制御性T細胞が発見された」
と誤解されがちですが、
実際は👇
制御性T細胞の研究が
ノーベル生理学・医学賞として評価された日。
新しい細胞が見つかったわけではなく、
30年にわたる研究の価値が世界的に認められたという出来事。
坂口志文先生が長年否定されていた存在を、決定的に証明した。
免疫の暴走を止める“特別なT細胞”が本当に存在し、実際に機能していることを実験で明確に証明したという出来事らしいです。
免疫は「戦い」じゃない
制御性T細胞の発見で分かったのは、
免疫は戦う力ではなく、調和の力だということ。
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強すぎず
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弱すぎず
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静かに整える
この考え方は
東洋医学や自然治癒の発想にも、とても近い。
制御性T細胞のまとめ
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制御性T細胞は免疫のブレーキ役
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免疫抑制剤は必要だが使い方が重要
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生活習慣がTregを育てる
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免疫は「強さ」より「バランス」
身体って、ちゃんと整えれば、自分で守る力を持っている。
そんなことを教えてくれる細胞が制御性T細胞なのかもしれません。
つづく





