ストレスやイライラがあると肝臓に負担がかかることは前回説明しました
しかし、日常ではストレスで”胃があれる”ってよく聞くし実際、胃が痛くなったりしませんか? それはなぜ??

イライラと肝 → 胃の不調の流れ(東洋医学)的な考え
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肝は感情(怒り・イライラ)に敏感
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肝の気が滞る(肝気鬱結)
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肝が胃を攻める(肝気犯胃)
👉 これを東洋医学では「肝胃不和(かんいふわ)」とも表現します。
五行説では、自然界も体も 木・火・土・金・水 の5つの要素で成り立つと考えます。
臓器もそれぞれ五行に対応していて👇
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木 → 肝
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火 → 心
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土 → 脾(消化器)
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金 → 肺
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水 → 腎
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五行には2つの関係があります。
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相生(そうじょう):助け合う関係 〇の矢印
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相克(そうこく):抑え合う関係 ☆の矢印
肝(木)と胃(脾=土)の相克関係
相克(そうこく)とは?
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「相克」とは、一方が他方を抑えたり傷つけたりする関係のこと。
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五行では 木は土を克する(木の根が土を突き破って栄養を奪うイメージ)。
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つまり 肝(木)が強すぎると、脾(土)が弱る という関係です。
イライラ・ストレス →※肝の気が過剰に高ぶる(肝気亢進) → 脾が傷つき → 胃腸の不調につながる→胃が荒れる
となっていきます!
なので胃が調子悪い時に、肝臓を助ける生活をすれが改善方向に向かうはずです!
クスリで胃が荒れるのも直接的(薬が胃の粘膜を刺激)なのと
体に入った薬は、小腸から吸収されたあと ほとんどが肝臓を通って代謝ここで分解・解毒を担当するのが肝臓です。肝機能が低下すると、薬の代謝が遅れ、副作用や体内蓄積のリスクが増えます。
※ 肝の気が強くなる=肝が元気になる ではないです
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過度のストレスは肝を一時的に亢進させる(肝気が強まる)
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しかし、その状態が続くと肝が消耗し、弱る(虚) 方向に傾く
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つまり「最初はアクセル全開 → 後でガス欠」になるイメージ
ストレス → 肝気亢進→胃を痛めてしまう(胃があれる)
その状態が続くと→ 肝虚弱化(肝機能障害)になっていきます
肝機能を助ける生活習慣は次回に説明します!!
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